429A テクセンドフォトマスク 株価予想・PER早見表・デイトレ戦略(2025/10/16)

段階的×多角的な株価予想・PER早見表・デイトレ戦略(2025/10/16)

まず押さえるべきファクト

上場市場は東証プライム、上場日は2025年10月16日、公開価格は3,000円、初値は3,570円(公開比+19%)。JPX新規上場一覧ロイターYahoo!ニュース(フィスコ)

本日(10/16)の始値3,570円・高値3,640円・安値3,015円・終値3,380円・出来高3,118万7,700株を確認(場内データ)。Yahoo!ファイナンス

事業は半導体向けフォトマスクの製造・販売(TOPPAN系)。企業公式サイトロイター企業ページ

会社予想EPS(連結)は190.13円(2026/3期の会社予想ベース)。Yahoo!ファイナンス

プロのアナリスト目線:今後の株価シナリオ(段階的×多角的)

短期(〜1〜3か月):本日の初値形成で需給の初動は良好。出来高が厚く価格帯別出来高の形成が早いタイプで、3,000〜3,700円のボックス圏を作りやすい。地合い(半導体関連の外部指標)とニュースフロー次第で再度3,600円台を試す一方、公開価格近辺3,000円は厚い攻防帯になりやすいとみる。当日値動きロイター

中期(〜6〜12か月):EPS190.13円を軸にPERレンジを12〜22倍で評価すると、理論レンジは概ね2,280〜4,180円。EUV等の高付加価値フォトマスクのミックス改善・稼働率次第で“上位レンジ”に定着するシナリオもあるが、供給能力増強期の減価・設備費の吸収度合いが評価の分かれ目。EPS出典事業概要

長期(2〜3年):半導体サイクルの拡張局面で、先端領域(EUV等)の比率が上がり、粗利率が持続的に改善するならPER16〜22倍定着=3,040〜4,180円が“フェア〜やや強気”帯に。逆にサイクル逆風・価格競争・装置投資負担が勝る場合はPER10〜12倍=1,900〜2,280円のディフェンシブ帯での再評価も想定内。ロイターYahoo!ファイナンス

PERと株価の早見表(EPS=190.13円前提)

現在値3,380円に対する実効PERは約17.78倍(3,380÷190.13)。EPS・株価ソース

PER(倍) 理論株価(円) 評価の目安
10 1,901 サイクル逆風時のディスカウント帯
12 2,282 保守的レンジの上限付近
14 2,662 中立よりやや割安
16 3,042 中立〜フェア
18 3,422 期待織り込みの強化
20 3,803 強気レンジ
22 4,183 再評価拡張域
24 4,563 過熱・材料頼み域

参考:本日の高値3,640円はPER約19.14倍、初値3,570円は約18.78倍、安値3,015円は約15.86倍。当日四本値

昨日と今日の値動き・出来高の振り返り

昨日(10/15)は上場前につき場内取引なし。分析の起点は本日の初値形成以降となる。JPX新規上場一覧

今日(10/16)は9:36に3,570円で初値形成→9:37に高値3,640円をつけたのち上値が重く、11:10に3,015円まで押す展開。終盤は3,380円で引け、出来高は3,118万株、売買代金は約1兆626億円相当と極めて厚い初日商い。Yahoo!ファイナンス(当日データ)

初値形成直後の出来高集中は“寄り天→押し戻し”の典型で、VWAPを意識した戻り売りが支配的に。午後は3,000円台での買い支えも観測され、公開価格3,000円〜3,100円帯が暫定サポート候補に。当日分足・出来高

外部地合いは半導体関連に追い風(本日のデビューに関する報道も強含み)。テック期待の思惑が初値の上振れに寄与。ロイター(デビュー関連記事)株探(材料)

プロのデイトレーダー目線:明日の戦略

前提:初日で価格帯別出来高が一気に積み上がり、3,000〜3,700円に厚い商い。板の厚み・指値の湧き具合を寄り前から必ず確認。地合いは半導体セクターとグロース指標の同時監視が有効。板・歩み値セクター地合い関連記事

寄り付き直後の戦術:ギャップアップ寄りで3,500円台に乗せる場合、3,600円手前〜3,640円近辺は本日の上値抵抗帯として逆張り候補。一方、ギャップダウンで3,200円台寄りなら公開価格3,000円〜3,100円帯の押し目反発を確認してからのスキャが安全。当日高安・板跡

VWAP基軸の判断:寄り後30〜60分でVWAP上に滞留できれば順張り押し目買いを継続、VWAP下で推移するなら戻り売り優位と割り切り、3,450→3,500円台での戻りを短く刻む。当日VWAP参考

レンジ想定と執行:上振れシナリオは3,600〜3,700円台の再トライ、下振れは3,000〜3,100円の攻防。損切は5〜8%幅を厳守、利確は+3〜7%を基本に板の勢い次第で延長。当日ボラ・出来高

イベント・留意:大型IPOゆえ流動性は高いが、主力半導体株の地合い変化やグローバル金利・為替に敏感。翌日以降のニュースヘッドラインで短期の需給が変わりやすい点に注意。ロイター

まとめ

初日は「初値上振れ→上値試し→大陰線での押し目形成」というスタート。現状PERは約17.8倍で中立〜やや強気の評価帯。明日は3,000〜3,700円のレンジ内回転を基本に、VWAPと3,600円台の攻防で売買方針を素早く切り替えるのがコア戦略。当日データニュース

(免責)本記事は情報提供であり、投資勧誘を目的とするものではありません。実際の投資判断は自己責任でお願いします。出典一例

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