米主要指数・為替
米国21日(現地)は企業決算を材料にまちまち、ダウは上昇・S&P500は小幅高・ナスダックはわずかに下落で、高値圏のバリュエーションが上値を抑える一方、好決算銘柄への物色が支えとなった。Reuters
半導体指数SOXは前日比で小幅安ながら高値圏を維持し、AI投資期待の継続が下支えとなった。Reuters(.SOX 相場ページ)
為替は円安が進み、ドル円は151円台前半まで円安・ドル高で推移し、日本の政治イベント後の円売りが意識された。Reuters
アメリカ・ハイライト/主要企業の動向
- 決算相場:GMやコカ・コーラなどの好決算がダウを支えた一方、成長株の一角は利益確定で軟化し、指数は方向感に乏しい展開となった。Reuters
- 金相場の調整:直近まで上昇が続いた金は利益確定で急反落し、リスク資産への選好回復と米中関係改善期待が背景との見方。Reuters
- 為替・金利:ベージュブックは「活動ほぼ横ばい」で、利下げ観測と景気減速懸念が交錯し、米金利は方向感を探る展開が続く。Reuters
- 米中:トランプ米大統領が対中協議に前向きな姿勢を示し、関税・地政学リスクの後退観測がセンチメントを下支え。Reuters
重要イベント/日経先物
今週は米企業決算がピーク接近、加えて政府機関の一部閉鎖でマクロ統計の公表に遅れが生じる可能性があり、ベージュブックや企業ガイダンスへの依存度が高い。Reuters
日経225先物(CME円建て)は夜間で高値圏揉み合い、円安(ドル円151円台)と米株の底堅さが外需主導の上昇バイアスを維持。CME(Nikkei225円建て)
日本株の状況
- 21日の日経平均は49,316.06で引け、過去最高値を更新して終盤にかけて伸び悩むも、政治イベント通過と円安が追い風となった(高値49,945.95、安値49,127.20)。日本経済新聞社インデックス(Nikkei公式)
- 東京市場は「高市トレード」観測(株高・円安・長期金利低下)で消費関連・内需一角に買い、TOPIXは小幅高にとどまり値がさ指数優位の相場色が続いた。Reuters
- 為替は円安基調で外需採算の改善期待が強く、自動車・電機・半導体関連の先高観を支えた。Reuters
株価好材料&リスク
ポジティブ
- 円安進行→外需採算改善・企業業績の上方圧力が日本株を下支え。Reuters
- 日本の政治イベント通過と政策期待→消費・内需のモメンタム回復観測。Reuters
- 米企業決算の質改善→設備投資・AI関連の底堅さがグローバル需給を支える。Reuters
ネガティブ
今日の戦術メモ
- スタンス:ギャップアップは部分利確・押し目拾いを併用しつつ、為替連動の外需(自動車・電機・半導体サプライチェーン)は順張りでトレンドフォロー。Reuters
- 注目セクター:半導体・電子部品・輸送用機器・消費関連(政策期待)で循環狙い、過熱の強いグロースは値幅管理を厳格化。Reuters
- 為替水準:ドル円151円台を基軸に、急変(要人発言・介入観測)には短期ヘッジで対応。Reuters
- テクニカル:日経は49,300近辺を引け値サポート候補、高値49,900前後は短期の利確帯で、ブレイク時は50,000大台トライのシナリオを想定。日本経済新聞社インデックス(Nikkei公式)

