米主要指数・為替
9日の米株は小反落し、S&P500は6,735.11(-0.28%)、ナスダックは23,024.63(-0.08%)、ダウは46,358.42(-0.52%)で引け、直近の最高値更新後に一服となった。AP News
SOX(フィラデルフィア半導体指数)は6,776.9(-0.65%)と小反落、前日の+3.40%高からの戻り試しの範囲にとどまった。Investing.com
ドル/円は10日朝に153円前後で推移し、円安基調が続いている。Reuters(USD/JPY)
アメリカ・ハイライト状況/主要企業の動向
- 9月FOMC議事要旨(8日公表)はインフレ警戒を残しつつも、緩和継続観測が土台となり、足元の高値圏相場を下支えしている。FRBプレス
- AI関連の物色は継続するが、決算シーズン入りを前に高バリュエーション警戒から選別色が強まっている。Reuters
- 8~9日にかけての米テック・半導体の強さは、xAIの大型資金調達観測やGPU需要思惑などのヘッドラインも追い風となった。参考:note「2025年10月の株式相場」
重要イベント(米・日)/日経先物
今後はFRB要人発言や米企業決算の本格化、来週のベージュブックが注目材料となる。FRB公式リリース一覧
日経225先物(CME円建て・期近)は9日ナイト~10日朝にかけて4万7,950円前後のレンジで推移し、米株反落と円安進行を織り込む値動きとなった。CME Nikkei Yen Futures
日本株の状況
- 9日の日経平均は48,580.44(+845.45、+1.8%)で年初来高値を更新し、円安と米テック高を追い風に指数主導の上昇となった。FRED(日経平均)
- 物色は外需・半導体・政策関連(防衛・原子力・電力/データセンター等)に厚く、内需ディフェンシブやREITは相対的に弱含みとの視点が共有されている。参考:note「2025年10月の株式相場」
株価好材料&リスク
ポジティブ
- 米主要指数は直近で最高値圏にあり、AI関連の成長期待が相場の下支えに機能。AP News
- 円安(153円近辺)が外需・半導体製造装置・自動車などの収益期待を押し上げる公算。Reuters(USD/JPY)
- 先物需給の改善と節目突破で、テクニカル面からの買いが波及しやすい地合い。CME Nikkei Yen Futures
ネガティブ
- 米株は9日に小反落し、高バリュエーション警戒や決算前のポジション調整が意識。AP News
- テクニカル過熱(200日線乖離拡大など)に伴う短期逆流リスクや為替当局のけん制観測。参考:note「2025年10月の株式相場」
- イベント(要人発言・主要指標)前後のボラティリティ拡大リスク。FRB公式リリース一覧
今日の戦術メモ
- 指数は高値圏レンジを前提に、半導体・外需主力の押し目回転とイベント前の利確・軽ヘッジを併用。Investing.com(SOX)
- 先物は4万7,900~4万9,200円の想定レンジを意識し、ガンマ・スクイーズ的な買い上がり発生時はストップの追随管理を厳格化。参考:note「2025年10月の株式相場」
- ドル/円の153円攻防と当局発言の有無を逐次確認し、内需ディフェンシブや金利敏感株の逆風リスクに留意。Reuters(USD/JPY)